天敵カルテ

ID No 66記入日 2000 年 11 月 21 日

氏名 漢字 奈良 絵美ローマ字 Nara Emi
所属 大分県農業技術センター野菜部
〒872-0103
住所1(市町村名番地まで)
大分県宇佐市北宇佐65
住所2(番地以下、ビル名や内部組織名など)
電話番号 0978-37-1141FAX番号 非表示
電子メールアドレス 非表示

栽培・資材利用情報
実施場所
都道府県名 大分県
市町村名 宇佐市
圃場名 SS
対象害虫
マメハモグリバエ
使用資材
ヒメコバチDI
作物 ミニトマト
品種 サンチェリ−エキストラ
台木 新メイト
圃場環境
露地
天敵使用面積 a 栽植密度 株/10a
  施設
ガラス
ビニール
天敵使用面積 20 a 栽植密度 1300 株/10a
  間口 5.5 m 奥行き 60 m 棟高 3 m
栽培方法 土耕 水耕  
加温 なし あり (設定夜温 12 ℃)
その他
天敵使用面積 a 栽植密度 株/10a
具体的な圃場環境
栽培概要
購入
自作 播種日 年 月上旬  中旬 下旬
定植日
1999 年 08 月  上旬  中旬 下旬
収穫開始
1999 年 12 月  上旬  中旬 下旬
収穫終了
2000 年 06 月  上旬  中旬 下旬

評価・利用経験
資材名 記入者評価 記入者利用経験 農家評価 農家利用経験
ヒメコバチDI 4 2 2 2
記入者評価 1:効果は低い 2:やや低い 3:やや高い 4:高い 9:判定不能
農家評価 1:次は使わない 2:次も使う 9:未定

資材(天敵、農薬、その他)処理情報
年/月/日 処理の内容(資材名、放飼密度、散布濃度などをなるべく詳しく)
1999/10/01 イサエアヒメコバチ 夕方 200頭放飼
1999/10/08 イサエアヒメコバチ 夕方 200頭放飼
1999/10/15 イサエアヒメコバチ 夕方 200頭放飼
1999/10/23 イサエアヒメコバチ 夕方 200頭放飼 (養液土耕区定植のため追加方飼)
1999/11/26 イサエアヒメコバチ 夕方 200頭放飼  マメハモグリバエ侵入のため追加
                    放飼
2000/02/18 イサエアヒメコバチ 夕方 200頭放飼
2000/02/25 イサエアヒメコバチ 夕方 200頭放飼
2000/03/03 イサエアヒメコバチ 夕方 200頭放飼  計8回、1,500頭放飼
1999/11/16 マルハナバチ1箱導入
1999/09/10 ハスモンヨトウフェロモントラップ設置 農薬散布については,添付資料を見て下さい。散布濃度は全て適正濃度です。殺虫剤散布回数9回
                   殺菌剤散布回数14回  


結果・考察(なるべく詳しく自由に書いてください)
圃場環境:ビニ−ル 6連棟ハウス

栽培方法:水耕(もみがら耕)10a 定植日 1999年 8月29日 
     土耕(養液土耕) 10a 定植日 1999年10月18〜19日

注:同一ハウスで両区実施したが、土耕の定植が遅かったため
  栽培概要には、水耕のみ記載。

マメハモグリバエの発生調査結果

     放飼前     再放飼前
     10/01   11/05 12/03 01/05 02/08 03/15 ※収穫終了時まで被害 
被害葉率 台風害により 0 0.57 0.57 0 0   なく推移した。


o 年内と春先の放飼は効果が高い。
o 天敵放飼までの徹底防除と発生時のトリカ−ド(液)の組み合わせは効果があった。
o チェス(粒)の植穴処理は非常に効果が高かった。オンシツコナジラミはその後一時発生したが、
  チェス(水)で対応し、その後ほとんど発生しなかった。
o 農薬との組み合わせで、天敵利用の効果は上がると思われ、マルハナバチ利用にも有利である。
o 放飼のタイミングについては、発生がなくても10月、2月の2期放飼が良いと思う。
  以前10月だけの1期放飼を行ったところ、年内は効果があったが、春先は発生してしまった。
o 経費については、添付資料を見て下さい。





 


添付資料(本カルテに添付した資料や参考になる文献があれば書いてください)
o 作業時間については,カルテとは別に資料がありますので、事務局に問い合わせてください。