栽植密度:畝幅130㎝,5条まき
間口×奥行×棟高(m):30m(5連棟)×36×4
調査方法:各区系統的に30〜40株を選び,成虫による吸汁産卵痕,幼虫による食害痕,生存幼虫,死亡幼虫を計数した。
結果:
シュンギク10株当たりマメハモグリバエ発生数
調査日 10/17 10/24 10/31 11/08 11/14 11/21
吸汁産卵痕数 395.3 322.3 211.6 265.3 200.7 235.0
幼虫食害痕数 6.3 2.3 6.8 9.3 15.0 16.3
生存幼虫数 3.4 2.3 3.2 2.7 3.7 2.7
死亡幼虫数 0.3 0 0.6 4.3 10.3 12.3
注:−は調査なし
放飼した天敵寄生蜂の寄生が見られたが,被害抑制効果は認められなかった。
吸汁産卵痕数および生存虫数の増加はみられず,死亡幼虫数が増加したことから,
捕食および寄生による寄生蜂の活動は高く,次世代のマメハモグリバエの発生を
抑制する可能性がある。
問題点
1.10〜11月播種のシュンギクの作期は短く,1ヶ月程度で,寄生蜂の
防除効果が発現する前にシュンギクが収穫される。
2.収穫されたシュンギク内に寄生蜂マミーが存在し,圃場外へ持ち出される。
備考
大阪府立農林技術センターH8年度病害虫関係成績概要3−1−17
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