立枯病
<被害の特徴と発生生態>
地際部の茎が褐色〜黒褐色に変色し、腐敗する。被害株は、萎ちょうし枯死する。
花壇などでは被害株が円形に広がり、坪状に被害が発生する。発病は5月頃の気温の上昇する時期から多く認められる。
<防除>
株が繁茂すると、株間が高温多湿となり発生が増加する。茎を間引いて通風を良くする。
催病株は早めに除去する。
青枯病
<被害の特徴と発生生態>
日中、株が急に萎ちょうするようになり、やがて青枯状になって枯死する。
盛夏時を中心に高温多湿条件下で多発し、急速に伝染する。
<防除>
病原菌は土壌伝染性の細菌で、土壌中に生息して伝染を繰り返す。
発病圃場では、繰り返し被害が発生することがある。
移植時に根を傷めると発生しやすい。
斑点病
<被害の特徴と発生生態>
葉に灰白色〜白色で周辺が赤紫色〜褐色の円形病斑が生じる。
病斑が多数できると葉が黄化して落葉する。
多湿条件下では病斑上に灰色のビロード状のかびが生じる。
<防除>
肥料切れの圃場で被害が多くなる。生育期には肥料切れしないように管理する。
斑点のたくさんできた被害株は除去する。
|