ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

インパチエンス

ホコリダニ類・べニスズメ・セスジスズメ

チャノホコリダニによる葉の奇形
チャノホコリダニによる葉の奇形

チャノホコリダニによる葉の奇形と芯止まり
チャノホコリダニによる葉の奇形と芯止まり

セスジスズメの幼虫
セスジスズメの幼虫

ホコリダニ類
<被害と虫の特徴>
はじめは新葉がねじれて小さくなる。被害が進むと新葉の展開が止まり、いわゆる芯止まりになる。
芯止まりになると花つきも急激に悪くなり、花が少なくなる。
ダニは新芽の先端に寄生しているが、非常に小さくて肉眼では見つけることはできない。
ベランダ、軒下など雨が直接あたらない所で栽培すると発生が多くなる。
<防除>
芯止まりの発見が早ければ、被害茎を切り取り、雨のあたる所に移動すると発生が抑えられる。

ベニスズメ・セスジスズメ
<被害と虫の特徴>
黒褐色の大きな虫が葉を激しく食害して丸坊主にするため、太い茎のみになる。また、株元には大きな黒い虫糞が散乱する。
両種とも体の表面は黒褐色でビロードのような感じで、尾端に角のような突起がある。この突起はスズメガ類の特徴である。
セスジスズメは体の上に7対の明瞭な黄色の眼状紋(目玉模様)があるのに対し、ベニスズメは2対の紋のみである。
<防除>
被害が大きくても幼虫の数は少ないので、幼虫を見つけて捕殺する。

発生消長

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