ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

観葉植物

カイガラムシ類

ハンエンカタカイガラムシ
ハンエンカタカイガラムシ

アオキシロカイガラムシ
アオキシロカイガラムシ

ナガオコナカイガラムシ
ナガオコナカイガラムシ

ハンエンカタカイガラムシ
<被害と虫の特徴>
アジアンタムなどのシダ植物の葉裏に長さ2〜3ミリ、黄色〜褐色のドーム状の虫が数十〜数百匹群生して吸汁する。
体の表面が硬くなっているのが成虫で、幼虫はやや偏平で柔らかい。
冬期以外は常に大小いろいろな生育段階の虫が見られる。

アオキシロカイガラムシ
<被害と虫の特徴>
ヤシ類やゴクラクチョウの葉に直径1〜2ミリ、白色、偏平な虫が点々と付着する。
虫は固着したままで養分を吸うため、虫の寄生した部分は黄化する。

ナガオコナカイガラムシ
<被害と虫の特徴>
ドラセナ、クロトンなど多くの観葉植物の新芽、葉裏、葉の付け根に長さ3〜4ミリ、白色、ワラジ状の虫が群生して吸汁する。
排泄物にすす病が発生し、虫の周囲はいつも黒く汚れる。
一般にカイガラムシ類は移動することはないが、コナカイガラムシ類には脚があり、自由に歩きまわることができる。
<防除>
体の上にいつも殻を背負っているので防除の難しい虫である。
発生に気づいたらピンセットや歯ブラシで虫をこすり落とすのが最も効果が高い。
虫は植物に付着して移動するので、観葉植物を買うときにはよく調べて、虫の付着していないものを選ぶ。

発生消長

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