
白さび病(葉表)

白さび病(葉裏のイボ症病斑)

黒さび病(葉裏)
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白さび病
<被害の特徴と発生生態>
施設栽培で発生が多い。施設では盛夏時にやや発生が減少するが、一年中発生する傾向がある。露地栽培では初夏と秋期に多い。
葉の表面に黄緑色〜淡黄色の病斑ができ、裏面は白色で隆起したイボ状の病斑(冬胞子層)になる。やがて、病斑は肌色〜淡褐色に
なる。
病斑が多数できると葉が巻き上がり、奇形となり、枯れることがある。
発病適温は17℃前後で、過湿条件下で多発する。
<防除>
親株の防除を徹底し、健全株を育てる。
ハウスでは過湿にならないようにする。
発病葉は早めに取り除き、焼却する。
サプロール乳剤、マネージ乳剤、ラリー乳剤などを散布する。
黒さび病
<被害の特徴と発生生態>
露地栽培で発生が多い。5〜6月頃および気温の低下する秋期に発生する。
葉に黄緑色〜淡褐色の小斑点ができ、病斑裏側に盛り上がった小さな褐色〜黒褐色の斑点ができる。裏側の病斑の表皮が破れ茶褐色〜暗褐色の粉状の胞子ができる。多発すると葉がねじれたり、奇形になって枯れ上がる。
<防除>
被害葉を取り除き、過湿にしない。
発病を認めたら、マネージ乳剤、ダイセンステンレスを散布する。
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