ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

キク

アブラムシ類・ハダニ類

キクヒメヒゲナガアブラムシ
キクヒメヒゲナガアブラムシ

ワタアプラムシ
ワタアプラムシ

葉裏のナミハダニ
葉裏のナミハダニ

アブラムシ類
<被害と虫の特徴>
茎の先端に小さな虫が密集している。
吸汁のため芽の生育が衰え、茎の伸びが悪くなる。また排泄物や虫の抜け殼が付着するので葉が汚れる。
赤褐色のキクヒメヒゲナガアブラムシや黒緑色のワタアブラムシが寄生する。
ワタアブラムシは花の中に潜って吸汁するため、花びらの伸びや花もちが悪くなる。
<防除>
定植時にモスピラン粒剤、アドマイヤー1粒剤、オルトラン粒剤を土と混ぜ込む。
発生が認められたらアドマイヤーフロアブル、オルトラン水和剤、アディオンフロアブルを散布する。

ハダニ類
<被害と虫の特徴>
葉が白くなる。葉の裏には体長0.5ミリの小さな白っぽいダニがいる。
多発するとクモのように糸を吐いて、花や葉を覆うこともある。
ハウスの中など雨のかからない高温、乾燥になりやすい場所で発生が多い。ベランダや軒下の鉢栽培でしばしば多発する。
<防除>
発生初期にオサダン水和剤25、サンマイトフロアブル、ケルセン乳剤40を散布する。

発生消長

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