
キクスイカミキリによる茎折れ

キクスイカミキリの成虫

ミナミキイロアザミウマによる葉の被害
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キクスイカミキリ
<被害と虫の特徴>
5月、新芽の先端がしおれて枯死する。この茎を引っ張ると茎の途中から簡単に折れる。
カミキリムシの成虫が産卵時に茎を傷つけることによって被害が生じる。
成虫は体長1センチ、黒色で細長く、背中に赤い斑点がある。
幼虫は茎の内部を食害しながら株元まで行き、株元の茎の中で越冬する。
野生のヨメナやノギクにも寄生するため、山に近いほ場で発生が多い。
<防除>
ほ場周辺の雑草を除去する。
株元の茎内で越冬するため、古株を処分する。
ミナミキイロアザミウマ
<被害と虫の特徴>
葉に白いひきつれたような傷が見られる。
黄色で長さ1ミリの小さな虫が新芽に寄生し、その食害痕が葉の生長につれておおきくなって傷になる。
土中で蛹になる。
<防除>
ほ場周辺の雑草を除去する。
ビニールなどで土壌表面を覆い、土中で蛹になるのを防ぐ。
定植前にオンコル粒剤5、アドマイヤー1粒剤を土に混ぜ込む。
発生が認められたらアドマイヤーフロアブル、コテツフロアブルを散布する。
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