
ホコリダニ類による花の変色

ホコリダニ類による葉の被害

シロオビノメイガによる葉の食害
左下:シロオビノメイガの幼虫
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ホコリダニ類
<被害と虫の特徴>
黄色になるべき花が黄褐色のさえない花になるのは、ダニが花びらの間にいるためである。公園や道ばたの花壇の花でも多発することがある。
赤色の花でも発生し、色づき始めた花が褐色になり、被害の激しい時には十分開花せずに枯死する。
新芽に寄生すると、新葉は縮れて細い葉になる。
ダニは長さO.2ミリで、顕微鏡を使わないと見えない。被害が出た花や茎では、その先端部に数十匹のダニが寄生している。
<防除>
軒下など雨のかかりにくい場所で栽培すると発生が多くなるので、雨の当たる所に移す。
シロオビノメイガ
<被害と虫の特徴>
葉の裏側に長さ1〜2センチのアオムシが寄生して葉の裏側のみを浅く食害する。そのため、上から見ると葉の一部が窓のように透けて見える。
多発すると食害を受けた部分は抜け落ちて、穴があく。
成虫は1円硬貨ぐらいの大きさの茶色の蛾で、翅に白い帯があり、葉を揺り動かすと飛び出す。
<防除>
葉の被害に注意し、葉裏の幼虫を捕殺する。
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