ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

シバ

シバオサゾウムシ・コガネムシ類

シハオサゾウムシの成虫
シハオサゾウムシの成虫

マメコガネの成虫 ドウガネブイブイの成虫
マメコガネの成虫  ドウガネブイブイの成虫

コガネムシ類の幼虫
コガネムシ類の幼虫

シバオサゾウムシ
<被害と虫の特徴>
シバが褐変して枯れ、引っ張ると簡単に抜ける。根にかじられた痕があり、根は短く、少なくなっている。
周辺の土を掘り返すと幼虫が見つかる。体長1センチ、体が白く、頭が赤い。脚はなく、体はくの字型にやや曲がっている。
成虫は体長8ミリ、体は硬く、黒褐色または灰色である。頭がちょうど象の鼻のように長く伸びているのでゾウムシという名がついている。
<防除>
カルホス乳剤、ランダイヤ粒剤を散布する。

コガネムシ類
<被害と虫の特徴>
シバが褐変して枯れ、根が食い荒される。8〜9月の被害が大きい。
土を掘り返すと幼虫が見つかる。体長1〜4センチ、体が白く、頭は黄色で、体はU字型に曲がる。シバオサゾウムシに似るが、脚が3対あるので見分けることができる。
成虫はブイブイとも呼ばれ、カブトムシの仲間である。
シバを加害するコガネムシ類は1O種類以上が知られており、マメコガネ、ヒメコガネ、ドウガネブイブイの被害が大きい。
<防除>
ダイアジノン乳剤40、アミドチッド粒剤、ランダイヤ粒剤を散布する。

発生消長

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