茎腐病
<被害の特徴と発生生態>
気温の高くなる7月頃から発生が見られる。
はじめ茎の地際部が褐色水浸状になり、そこからくびれて腰折れ状態となる。
発病部分はやがて褐色から黒褐色になり、軟腐状態となって株全体がしおれて枯死する。
株によっては根部も侵されて褐変し、細根が少なくなる。
<防除>
病原菌は発病した株内に卵胞子を形成して土壌伝染する。栽培には新しい土を用いる。
水のやりすぎなど過湿状態にすると発生しやすいので、水はけのよい土を用いる。
ヨトウムシ(ヨトウガ)
<被害と虫の特徴>
5〜6月、葉に大小の穴があき、ときには葉がまったく無くなるほど食害されることがある。
食害された葉の裏側を見ると長さ2センチの淡緑色の幼虫が見つかる。通常、昼間は葉裏でじっとしており、夜間に活動して葉を食い荒らす。
葉の被害が大きいにもかかわらず虫が見つからないことがあるが、これは虫がすでに大きくなり、昼間は土の中に潜んでいるためである。
<防除>
葉の食害に気づいたら、被害葉とその周囲の葉を調べて虫を捕殺する。
虫が見つからないときは、夜8時頃に見回り、葉の上の虫を捕殺する。
|