ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

パンジー

灰色かび病・ツマグロヒョウモン

灰色かび病
灰色かび病

ツマグロヒョウモンの幼虫
ツマグロヒョウモンの幼虫

灰色かび病
<被害の特徴と発生生態>
葉の縁と淡褐色の斑点ができ、しだいに広がり大型病斑となる。湿度が高いと病斑部分には灰色のカビが密生する。
花でも葉と同じような斑点ができ、しだいに広がって枯死する。
20℃前後、湿度の高いところで発生しやすく、ビニールハウスや室内での発生が多い。
灰色かび病は多くの花や野菜に発生し、病斑上に胞子を形成して伝染する。
<防除>
室内の換気を行い、湿度を下げる。
発病葉や咲き終った花弁は取り除く。
発病初期にチウラミン水和剤を散布する。

ツマグロヒョウモン
<被害と虫の特徴>
スミレ類の葉にレンガ色の毛虫が寄生して葉を丸坊主にする。
パンジーは春先のみ食害される。野生種のスミレ類や宿根性の西洋スミレではほとんど一年中虫が見られる。
成虫は黄色のやや大型の蝶で、スミレの周囲をよく飛び回っている。
<防除>
見た目は非常に恐ろしい毛虫に見えるが、人畜には無害である。幼虫を捕殺する。

発生消長

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