ウイルス病
葉にリング状の斑紋が生じ、斑紋の中心部が盛り上がる。
花びらでは激しい斑入りとなることがある。
株分けや発病植物に触れたハサミなどから伝染する。アブラムシ類による伝染はしない。
炭そ病
<被害の特徴と発生生態>
カトレアの葉と芽に発生する。葉に淡黄色の病斑ができ、しだいに拡大して暗褐色〜灰褐色の病斑になる。
病斑は融合して大型の不整形病斑となることがある。
<防除>
冬季の寒さや夏期の高温障害、日焼け、肥料切れが原因で発生するので、栽培管理に注意する。
ランシロカイガラムシ
<被害と虫の発生生態>
カトレア、デンドロビウム類のバルブ、特に葉がバルブに接している部分のすきまに直径2ミリ、白色、円盤状の虫が数十匹寄生して、吸汁する。
排泄物にすす病が発生するため、葉やバルブは黒く汚れて、美観を損なう。
<防除>
植物について移動するので、虫を持ち込まないようにする。
多発した葉は切り取って処分する。
発生が少ない時は歯ブラシ、へら、ピンセットなどでこすり落とす。
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