炭そ病
<被害の特徴と発生生態>
葉や花に多数の直径1〜2ミリの円形、周辺部が紫色〜褐色、中央部が灰褐色〜灰白色の病斑ができる。病原菌は雨しぶきで伝染する。
<防除>
被害葉は枝ごと切り取り、処分する。
うどんこ病
<被害の特徴と発生生態>
葉の表面に白色粉状の病斑ができ、しだいに拡大して葉全体を覆う。
発生は梅雨期から秋まで続くが、盛夏時には停止する。秋期に病斑部に黒色の小さな粒(子嚢殻)が形成される。
<防除>
秋に落葉を集めて焼却する。
アオバハゴロモ
<被害と虫の特徴>
新梢や葉裏に集まって吸汁する。幼虫が出す白い分泌物が、虫がいなくなっても枝や葉に残って、美観を損なう。
成虫は体長1センチのうすい緑色で、横からみると烏帽子の形をしている。
幼虫は5〜7月、成虫は7〜9月に多く見られる。
風通しや日当たりの悪い所で多発する。
<防除>
剪定して風通しや日当たりをよくする。
白い分泌物とともに虫を捕殺する。
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