
うどんこ病

うどんこ病による新梢の奇形

首だれ細菌病の典型的な症状
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うどんこ病
<被害の特徴と発生生態>
展開まもなく若い茎葉に発生する。はじめ葉に白色の粉状のカビが生じ、やがて葉全体が白色になり、新しい枝全体が小麦粉状のカビで覆われる。葉はねじれたり奇形になったりし、やがて枝が枯死する。
成熟した葉に白色の病斑ができる。また、被害葉は落葉が遅く、樹上に遅くまで残る。秋期になると病斑上に多数の黒い小さい粒ができる。
落葉した被害葉が翌年の発生源になる。
風通しや日当たりが悪いと発生しやすい。
<防除>
落葉を集めて焼却する。
剪定して、風通しや日当たりをよくする。
発病初期にミラネシン水溶剤を散布する。
首だれ細菌病
<被害の特徴と発生生態>
トウカエデの新葉が開いた4月中旬〜5月にかけて、新梢に発生する。
葉の基部から葉脈に沿って黒褐色〜黒色の水浸状の病斑が現れ、葉柄の基部から幼茎枝に入り病斑が枝をひとまきすると、その上部はしおれる。激しい場合は、新葉をつけた枝がすべてしおれて褐変し、枯れたようになる。
5〜6月が低温の年には発生期間が長びき、冷夏の年には夏にも再発することがあるが、通常8月には緑が回復する。
<防除>
樹木では数の少ない細菌病で発生生態に不明な点が多い。他の病害同様、発病した枝や葉の除去は有効と思われる。
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