
オビカレハの幼虫

チャハマキにより綴り合わされた葉

チャハマキの幼虫 チャハマキの成虫(左下)
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カシ類(ウバメガシ、アラカシなど)
オビカレハ
<被害と虫の特徴>
青色がかった毛虫で、背中に黄燈色の細い線が2本ある。
幼虫は枝の分岐部に灰白色で、テントのような巣を作って群がる。
幼虫は成長すると巣を離れ、太い幹の陰に50〜200匹集まる習性がある。大きくなると体長6センチになる。
しばしば大発生して集団で葉を加害するため、大きな被害を出す。
<防除>
テント状の巣を枝ごと切り取り処分する。
小枝に帯状に産みつけられた灰白色で楕円形の卵を冬期に集めて焼却する。
樹全体に広がった時にはトレボン乳剤、ディプテレックス乳剤10を散布する。
チャハマキ
<被害と虫の特徴>
葉を2〜3枚綴りあわせた巣の中に、長さ1〜2センチ、淡緑色の虫がいる。さわると後方に逃げ、糸を出して落下する。
幼虫は巣内で葉の裏側を食害し、被害部は褐変する。
雑食性のため、広葉樹ばかりでなく針葉樹も加害する。
<防除>
綴られた被害葉を開いて幼虫を捕殺する。
冬でも気温の高い時は食害を続けるので注意が必要である。
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