
オオミノガのミノ

オオミノガの雄成虫 ミノガ類による被害

クリオオアブラムシ
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ミノガ類(ミノムシ)
<被害と虫の特徴>
枝や葉を糸で綴り合わせてミノを作って潜み、体の前半分を乗り出して葉を食害する。
雌は成虫になっても翅や脚がなく、一生ミノの中で過ごし外へ出ることはない。雄は成虫になると黒褐色の蛾となり、雌を求めて飛びまわる。
オオミノガはミノの長さ3.5〜5センチ、紡錘形で、主に葉を利用し、枝はあまり使わない。年1回発生し、7〜10月に激しく葉を食害する。
チャミノガはミノの長さ2.5〜4センチ、円筒形で、小枝を縦にびっしり着けている。4〜5月に葉を盛んに食害する。夏に卵からふ化した幼虫は9〜10月に葉を食べるが、食べる量は少ない。
<防除>
ミノを見つけしだい集めて処分する。特に冬期は見つけやすい。
発生の多い時にはディプテレックス乳剤10を散布する。
クリオオアブラムシ
<被害と虫の特徴>
新梢や小枝に4ミリの黒色のアブラムシが数十匹群がり、樹液を吸う。
多発すると新梢の伸びが悪く、枝枯れを起こし、樹勢が悪くなる。
人が近づくと尾端を左右に激しく揺り動かす習性がある。
<防除>
幹に産みつけた黒色の卵塊を冬期に木槌で叩きつぶすか、歯ブラシでこすり取る。
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