ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

キンモクセイ(モクセイ、ヒイラギを含む)

モクセイハダニ・ヒイラギハマキワタムシ

モクセイハダニの被害葉
モクセイハダニの被害葉

ヒイラギハマキワタムシ
ヒイラギハマキワタムシ

モクセイハダニ
<被害と虫の特徴>
葉の汁が吸われ、その部分の色が点状に白く抜ける。多発すると肥料切れのような感じで葉が白っぽくなり、美観を損なう。
樹全体の葉が白くなるほど多発しても、普通は樹が枯れることはない。
成虫の大きさはO.5ミリで非常に小さく、体色は赤色である。5〜7月の高温乾燥時に多発する。
建物の陰など比較的雨がかかりにくい所で、しばしば多発する。

ヒイラギハマキワタムシ
<被害と虫の特徴>
4〜7月、樹内の枝に白色、綿状の大きな塊が並ぶ。
綿を取り除くと、大きさ3ミリ、体の表面を白色綿状のロウ物質で覆われた虫が見つかる。
枝が混み合った場所、風通しの悪い場所で発生が多い。
多発すると枝や葉に付着した排泄物にすす病が発生するので枝幹が黒く汚れる。
<防除>
発生の少ない時は捕殺する。

発生消長

[前のページに戻る]     [庭木の病害虫目次]     [大植防図鑑トップ]     [大阪食とみどり技セトップ]

Copyright (c) 2003 社団法人大阪府植物防疫協会
※コピーの配布など,著作権について