
アカスジチュウレンジの幼虫

クロケシツブチョッキリによるつぼみの被害

クロケシツプチョッキリの成虫
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アカスジチュウレンジ
<被害と虫の特徴>
幼虫はうすい緑色で、黒いゴマのような斑点がたくさんあり、体をくの字に曲げる習性がある。
成長すると体長3センチになり、群生して葉を食害するため、しばしば樹全体が丸坊主になる。
よく似た虫にチュウレンジハバチがいる。この虫は頭が黒く、胴は緑色で斑紋がないことで区別できる。両種が同時に発生していることもある。
<防除>
葉裏に群がっている幼虫を捕殺する。
幼虫発生初期にオルトラン液剤を散布する。
クロケシツプチョッキリ
<被害と虫の特徴>
新芽、新梢、小さなつぼみなどが突然しおれ、最後に褐変して枯れる。
被害部には長さ3ミリで黒く、頭の先端が象の鼻のように突き出ている虫がいる。
頭をドリルのように動かし、新梢に穴をあけて食害するので、その部分から上がしおれて枯れる。
つぼみのできる新梢が次々に食害を受けて枯れるため、被害は大きい。
<防除>
わずかな振動で脚を縮めて地上に落下する習性があるので、下に捕虫網を置いて樹を急にゆすり、落下した虫を捕殺する。
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