
ハダニ類による葉の黄化

カサアブラムシ類

マツオオアブラムシ
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ハダニ類
<被害と虫の特徴>
7〜8月に葉が黄色っぽくなって樹勢が衰える。多発すると、先端の葉を残して落葉する。
被害の初期はマツノザイセンチュウの被害に似ているが、葉の色が抜けるだけで、樹が枯れたりすることはない。
5〜10月の間に5〜6回発生し、高温乾燥を好むため、梅雨明け後に急激に増加する。
葉の色が悪くなった樹では、葉の上に赤っぽいO.5ミリの小さなダニがたくさん歩きまわっているが、肉眼では見つけにくい。
カサアブラムシ類
<被害と虫の特徴>
ゴヨウマツの新梢、枝、幹に白色の綿状の物質が付着し、その中には赤褐色の虫が潜み、樹液を吸う。多発すると枝が枯れ、ときには樹全体が枯れる。
クロマツでも新梢に白色の綿状の物質が付き、ときには枝枯れを起こすが、被害は軽い。
マツオオアブラムシ
<被害と虫の特徴>
新梢に体長3ミリ、黒褐色の虫が群生して樹液を吸う。多発すると枝枯れを起こすこともある。すす病も発生するので美観を損ない問題となる。
虫は春〜秋に発生する。
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