ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

イチゴ

コガネムシ類・ナメクジ類・ヨトウムシ

コガネムシ類の幼虫
コガネムシ類の幼虫

ナメクジ類による果実の被害
ナメクジ類による果実の被害

ヨトウムシ
ヨトウムシ

コガネムシ類
<被害と虫の特徴>
幼虫が根を食べるため、苗の生長がひどく遅れ、ひどい場合はしおれて枯れる。
幼虫はカブトムシの幼虫とそっくりで、頭が褐色で、胴体は黄白色である。
<防除>
成虫は腐ったワラや堆肥に引き寄せられる習性があるので、有機質資材を多く施さないようにする。
苗を植える前にダイアジノンSLゾルを散布し、土とよく混ぜる。

ナメクジ類
<被害と虫の特徴>
ナメクジが果実を食べて穴をあける。
ネバネバした光る這い跡が果実や葉に見られる。
<防除>
畑の中や周囲のゴミ・雑草を取り除き、ナメクジの発生源を断つ。
1週問ほど毎日、夜に徹底的にナメクジを捕まえる。
ナメキール、ナメトックスなどの誘殺剤を散布する。

ヨトウムシ(ヨトウガ)
<被害と虫の特徴>
虫ははじめ集団で生活し、2〜3枚の葉が薄皮を残して食われ、白くなる。
その後大きくなった虫が散らばり、まわりの葉が穴だらけになる。
<防除>
白っぽい葉をちぎって虫ごと踏みつぶす。
アブラムシ類を防除すると発生は少ない。

発生消長

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