ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

エダマメ

シロイチモジマダラメイガ・カメムシ類

シロイチモジマダラメイガによるサヤの被害
シロイチモジマダラメイガによるサヤの被害

シロイチモジマダラメイガの幼虫
シロイチモジマダラメイガの幼虫

ホソヘリカメムシの成虫 イチモンジカメムシの成虫
ホソヘリカメムシの成虫(左)
イチモンジカメムシの成虫(右)

シロイチモジマダラメイガ
<被害と虫の特徴>
収穫時にサヤに小さな穴をあけ、その周囲に虫糞が付着する。
サヤを割って見ると内部の豆が食害され、体長1〜2センチの緑色または紫色の虫が見つかる。
収穫期の遅いものほど被害が多い。
<防除>
サヤの肥大が始まる頃に、スミチオン乳剤、トレボン乳剤を1〜2回散布する。

カメムシ類
<被害と虫の特徴>
カメムシ類は葉やサヤの汁を吸う。
汁を吸われたサヤは生長が止まって落下するため、養分がだぶつき、収穫時期になっても葉だけがよく繁る。
サヤは着いたが、豆の肥大が悪かったり、サヤ当たりの豆の粒数が少ない時も、カメムシ類の被害と考えられる。
1匹の虫が次々に汁を吸ってまわるので、被害が出ても虫は見つかりにくい。
褐色で脚が長いホソヘリカメムシが最も多く、次いでうすい緑色で長方形のイチモンジカメムシ、緑色で正方形のアオクサカメムシが多い。
マルカメムシ(81ページ)はたくさんいて目立つが、サヤの被害はない。
<防除>
サヤの肥大期にスミチオン乳剤、トレボン乳剤、MR.ジョーカー粉剤DLを1〜2週間間隔で2〜3回散布する。

発生消長

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