褐紋病
<被害の特徴と発生生態>
葉、茎、サヤ、豆に発生する。葉では黒褐色の小さい斑点ができ、やがて直径3〜5ミリの中央部が黒褐色で周辺部が淡褐色の病斑ができる。
茎では地際部に黒褐色紡錘形の病斑ができる。サヤでは褐色の小さな病斑が多数でき、そうか症状となる。
<防除>
連作すると発病が激しくなる。多発ほ場では連作を避ける。また、発病した茎葉を土壌中にすき込まない。
種子伝染するので、斑紋のあるような種子は使わない。
トップジンM水和剤を散布する。
うどんこ病
<被害の特徴と発生生態>
葉に白い粉状の病斑が生じ、上の葉へと広がり、葉全面に小麦粉を振りかけたようになる。
日当たりの悪い場所、密植部に発生する。
葉裏や茎にも発生し、草勢の衰えとともに葉は黄化し、病斑上に小さな黒点を生じる。
ハウスでは軟弱徒長した株、多肥や過繁茂の場合に発生が多く、株の老化の原因となる。
<防除>
日当たり、風通しをよくする。
発病初期にサプロール乳剤、バイレトン水和剤5、ルビゲン水和剤を散布する。
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