ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

エンドウ

アブラムシ類・モザイク病・ナモグリバエ

エンドウヒゲナガアブラムシ
エンドウヒゲナガアブラムシ

モザイク病
モザイク病

ナモグリバエ
ナモグリバエ

アブラムシ類
<被害と虫の特徴>
新芽、新葉、サヤに体長1〜3ミリの虫が群生して汁を吸う。多発すると株の生育が抑えられるほか、排泄物と抜け殻によって汚くなる。
緑色の虫はエンドウヒゲナガアブラムシ、黒色の虫はマメアブラムシで、両種ともマメ類にのみ寄生し、モザイク病を媒介する。
<防除>
発生の多いときは、エルサン乳剤、ダイアジノン乳剤40を散布する。

モザイク病
<被害の特徴と発生生態>
葉の色のうすい部分と濃い部分がモザイク状に入りまじり、葉が縮れたり、サヤが変形したりする。また、株の小さい頃にモザイク病にかかると株全体が枯死することもある。
<防除>
病原のウイルスを媒介するアブラムシ類を防除する。

ナモグリバエ
<被害と虫の特徴>
葉に曲がりくねった白い帯が見られる。多発すると隣り合う帯が互いにくっつき、葉全体が白くなる。
白い帯はハエの幼虫が葉の内部にトンネルを掘って食害したためである。葉を透かすと白色の幼虫や褐色の蛹が見える。
<防除>
発生初期にアディオン乳剤、エルサン乳剤を散布する。

発生消長

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