
モザイク病

ワタアブラム
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モザイク病
<被害の特徴と発生生態>
葉に淡黄色の輪郭のぼやけた斑紋が多くでき、いわゆるモザイク状(CMV)や新葉の縁の刻みが深くなり濃緑色のしわ(WMV)ができる。
果実の上部にモザイク(CMV)や大小のこぶ状の凸凹(CGMMV)ができて奇形となる。
CMV、WMVはアブラムシ類によって伝染する。CGMMVは土壌伝染のほか、発病した植物に接触することによっても伝染する。
<防除>
育苗時に寒冷紗で被覆しアブラムシ類の侵入を防止する。また、畑では銀色のポリフィルムを畝面に被覆し、アブラムシ類の飛来を防止する。
ウイルス症状の株は早めに除去する。
ワタアブラムシ
<被害と虫の特徴>
翅の生えたアブラムシは体長1〜2ミリ、頭と胸が黒く、胴がやや青味を帯びた黄色の虫で、キュウリが栽培されるとどこからともなく飛来する。翅のないアブラムシは体長0.5〜1ミリ、卵形で黄色または黒緑色のものが多い。
<防除>
初期防除に重点をおく。定植時にアドマイヤー1粒剤を施用し、発生初期にモスピラン水溶剤、デスを散布する。
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