汚斑病
<被害の特徴と発生生態>
葉の表と裏にしみ状の褐色、円形の病斑ができる。病斑は下葉から上葉へ伝染していく。
病原菌は土壌中に残り伝染源となる。
<防除>
多発による実害は少ない。
黒斑病
<被害の特徴と発生生態>
イモの表面に灰色のカビが生じ、その後黒褐色のしみのような病斑となり腐敗する。
感染している種イモや土が伝染源となる。収穫時に傷口から感染し、貯蔵中に発病する。
発病イモを洗うと表面にいわゆる「ほし」(斑点)があり、品質が落ちる。
<防除>
健全な種イモを使用する。
ベンレートT水和剤20、トップジンM水和剤の液に種イモをつける。
モザイク病
<被害の特徴と発生生態>
CMV、DMVの2種類のウイルスによって発生する。CMV感染による症状は、葉の鮮明な黄色のまだら模様(モザイク)や葉脈の緑が濃くなるなどの症状で、奇形や株が小さくなることもある。
DMVでは白色がかった斑紋や稲妻状のモザイクが生じることがある。
<防除>
無病の種イモを用いる。
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