ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

シソ

斑点病・そうか病

斑点病
斑点病

そうか病
そうか病

斑点病
<被害の特徴と発生生態>
ほ場で葉に褐色〜黒褐色の小さな斑点ができる。発病した葉をパック詰めすると、輸送中の高温多湿条件で数ミリ大の墨色の病斑ができ、融合して大型病斑となり、葉を腐敗させる。
施設・露地栽培で、7月中旬から9月にかけて発生が見られる。
ほ場で多発すると若い葉が奇形になることもある。
<防除>
20℃以上の多湿条件下で発生する。
この病気は、畑で小さな病斑のある葉を高温多湿条件に置くことで被害が発生する。
15℃以下の低温条件下で流通すると発病を防止できる。

そうか病
<被害の特徴と発生生憩>
発病は5〜7月にかけて見られ、高温時には発生が減少し、9月から再び発生する。
病斑は葉、茎、葉柄など地上部に見られる。葉の表面に直径数ミリの円形〜楕円形のふくれた淡緑色の病斑ができる。のちにかさぶた状となる。
茎では直律1〜10ミリの円形〜楕円形の隆起した病斑を形成し、はじめ灰褐色でやがて紫褐色になる。茎葉に多数の病斑ができると落葉したり、立枯れをおこす。
<防除>
畑に発病株を放置しない。

発生消長

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