ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

ジャガイモ

ニジュウヤホシテントウ・アブラムシ類

ニシュウヤホシテントウの幼虫
ニシュウヤホシテントウの幼虫

ニジュウヤホシテントウの成虫
ニジュウヤホシテントウの成虫

モモアカアブラムシ
モモアカアブラムシ

ニジュウヤホシテントウ
<被害と虫の特徴>
褐色の地に28個の黒点をもった体長7ミリのテントウムシが葉の裏側をかじり、階段状の傷痕を残す。
幼虫は体長5〜10ミリ、灰色の地に黒色のトゲを持ったタワシ状の虫で、成虫と同じように葉裏を食害する。
食害を受けた部分はやがて抜け落ちて穴があく。多発すると葉はボロボロになり、株全体の葉が褐色になる。
<防除>
虫の発生が少ない時は防除は不要である。
発生の多い時にはディプテレックス乳剤、モスピラン水溶剤、アディオン乳剤を散布する。

アブラムシ類
<被害と虫の特徴>
葉の裏側に1〜3ミリの虫が数十〜数百匹の集団をつくって葉の汁を吸うため、葉は元気がなくなり、裏側に巻き込む。多発すると株全体が弱り、イモの収量が減る。
種類はワタアブラムシ、モモアカアブラムシ、ジャガイモヒゲナガアブラムシがあり、体の色は黄色、緑色、赤色、灰色、黒色などさまざまである。
<防除>
発生の多いときはベストガード水溶剤、デス、オルトラン水和剤を散布する。
種イモを植える前に土にオルトラン粒剤、ダイシストン粒剤を混ぜると生育初期の発生を抑える。

発生消長

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