
べと病(葉表)

べと病(葉裏に生じた胞子)

炭そ病
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べと病
<被害の特徴と発生生態>
4〜6月、9〜10月に発生が多い。施設栽培では一年中発生することがある。
はじめ周辺部が不明瞭な黄色みを帯びた病斑ができ、やがて葉全面に広がり、一部が褐変する。湿度が高いと病変部の裏面には白色霜状のカビが生じ、急速に蔓延する。
品種によって被害程度に差があり、種子伝染する。
<防除>
は種量を少なくし、株間の通風を良くする。また、灌水量をひかえめにし、葉面への灌水を避けるなど過湿に対する対策が重要である。
発生した場合、サンドファンC水和剤、アリエッティ水和剤を散布する。
炭そ病
<被害と特徴と発生生態>
葉、葉柄、茎に発生する。発生は、6〜7月、9〜10月に多く、降水量の多い時期に被害が多くなる。
葉に黒褐色〜茶褐色の不規則な病斑が生じる。茎では楕円形または細長い病斑が生じ、降雨、曇天時には、病斑上にピンク色の胞子塊が形成され、これが飛散して伝染する。
<防除>
病原菌は種子伝染する。新しい種子では病原菌が生き残っていることがあるので、1年以上経過した古い種を用いると発生が少ない。
ほ場の排水を良くする。
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