
つる割病による被害

つる割病による茎の亀裂

つる枯病による葉の被害
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つる割病
<被害の特徴と発生生態>
地温が20℃以上から発生が見られる。
株全体がしおれ、やがて急速に枯死する。地際部の茎に水浸状または緑褐色の細長い病斑ができ、茶褐色のヤニが出る。発病が進むと茎は淡褐色になり、縦に割れ目ができて白いカビが生じ、後に淡紅色に変わる。茎を切ると維管束が淡褐色になっている。
根はあめ色に変色している。
<防除>
連作を避け、発病ほ場では5年以上スイカを作付けしない。
ユウガオやカボチャ台木を用いる。
ガスタード微粒剤で土壌消毒する。
つる枯病
<被害の特徴と発生生態>
茎、葉、果実に発生する。茎の地際部分が水浸状で暗緑色となり、やがて褐色となって裂け目ができ、多数の小黒点ができる。
葉では円形〜楕円形、融した不整形の褐色の病斑ができる。
梅雨期に降雨により被害が増加する。
葉が繁茂し風通が悪いと発生する。過湿な苗床では苗にも発生する。
病原菌は被害植物に付着して土壌中で越冬する。また、種子伝染する。
<防除>
過湿にならないように管理することが大切。
初期防除が重要で、アミスター20フロアブル、ストロビーフロアブル、ベルクート水和剤などを散布する。
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