
苗立枯病

モザイク病(CMV)

CMVによる果実内部の褐変 |
苗立枯病
<被害の特徴と発生生態>
発生は発芽直後から、本葉2〜3枚の頃に多く認められる。
苗の地際部の茎が暗褐色になり細くくびれ、しおれて枯死する場合(リゾクトニア菌)と、茎が水浸状となり柔らかくなり、腰折状に枯死する場合(ピシウム菌)がある。
重粘土質や酸性土壌で発生が多く、温度、湿度が高いと急速に蔓延する。
<防除>
育苗土は新しい土を用い、堆肥など有機質はよく腐熟したものを用いる。
は種時にオーソサイド水和剤80で種子粉衣するか、潅注する。
モザイク病
<被害の特徴と発生生熊>
モザイク病は主にCMV(キュウリモザイクウイルス)の感染で発生することが多い。
発病したナスの葉(新葉2〜3枚目)を透かしてみると葉脈間に黄斑が見られ、葉に緑の薄い部分がまだらにできる。
果実の表面がデコボコしたり、湾曲する。また、果肉が部分的に褐変することがある。
ウイルスはワタアブラムシによって被害植物から伝搬される。土壌や種子伝染はしない。
<防除>
ほ場の周囲に寒冷紗で障壁をつくり、アブラムシ類の飛来を防止する。
伝染源となる植物を除去し、アブラムシ類の防除につとめる。
 |