ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

ナス

オンシツコナジラミ・アブラムシ類

オンシツコナジラミの成虫
オンシツコナジラミの成虫

ナス・ワタアブラムシ
ワタアブラムシ

ナス・モモアカアブラムシ
モモアカアブラムシ

オンシツコナジラミ
<被害と虫の特徴>
幼虫が葉の汁を吸ってネバネバした液を排泄し、その上にすす病が発生するため、葉や果実が黒く汚れる。多発すると株全体が弱り、収量も減少する。
成虫は体長2ミリで白い蝶のように見える。
葉裏には体長2ミリの透明な小判型をした幼虫と蛹が付着している。
寒さに弱いため、主にハウス内で発生する。
<防除>
ベストガード水溶剤、アプロード水和剤、アディオン乳剤を散布する。

アブラムシ類
<被害と虫の特徴>
葉裏に虫が群がって寄生し、オンシツコナジラミと同様に葉の汁を吸ってネバネバした液を排泄するため、すす病が発生して果実や葉が黒くよごれる。
体色が赤褐色または黄緑色で体の後ろが尖ったモモアカアブラムシと黒色または緑色で体の後ろが尖らないワタアブラムシがある。体長は0.5〜2ミリである。
<防除>
アドマイヤー水和剤、オルトラン水和剤、トレボン乳剤を散布する。
定植時にアドマイヤー1粒剤、ベストガード粒剤を土に混ぜ込むと3週間以上の長時間にわたって効果が持続する。
薬剤に対する抵抗性がつきやすいため、必ず異なる薬剤を交互に散布する。

オンシツコナジラミ・アブラムシ類

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