ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

ハクサイ

アブラムシ類・モザイク病・ハクサイダニ

アブラムシ類
アブラムシ類

モザイク病による葉の黒点
モザイク病による葉の黒点

ハクサイダニと被害
ハクサイダニの被害
ハクサイダニ(右下)

アブラムシ類
<被害と虫の特徴>
葉に体長1〜2ミリの小さな虫が群生して汁を吸う。
モモアカアブラムシ(緑色または赤褐色)、ニセダイコンアブラムシ(くすんだ緑色)、ダイコンアブラムシ(白色)の3種類が寄生する。
<防除>
アディオン乳剤、デス、アドマイヤーフロアブルを散布する。
定植時にモスピラン粒剤、オルトラン粒剤、ガゼット粒剤を土に混ぜ込むと生育初期の発生を抑える。

モザイク病
<被害の特徴と発生生態>
葉に淡緑色の斑入りが生じ、葉が萎縮して生育不良となる。品種によっては葉脈が透明になったような症状を示す。
生育初期に感染すると株が縮れて結球しない。生育後期に感染すると結球が悪くなる。
<防除>
病原のウイルスを運ぶアブラムシ類を防除する。

ハクサイダニ
<被害と虫の特徴>
冬にのみ現われるのが特徴で、家庭菜園でしばしば発生する。
赤色のクモの子供のような虫が群生して吸汁するため、葉は色が抜け、しだいに枯れる。

発生消長

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