 白斑病
 モザイク病(TMV)
 モザイク病(CMV)
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白斑病
<被害の特徴と発生生態>
主に葉に発生するが、果梗、若い枝にも発生する。葉では、はじめ褐色の小斑点が現れ、しだいに大きくなり直径2〜3ミリの灰白色の病斑となる。発病は株の下葉から発生し、しだいに上の葉へ広がる。
枝には5〜10ミリの長い病斑ができる。
露地栽培では発生が少ないが、ハウスでは多湿条件下で多発し、病斑が拡大し、葉全体が黄化して落葉することがある。
<防除>
抵抗性品種を用い、肥料切れに注意する。
発病した葉は取り除き、処分する。
モザイク病
<被害の特徴と発生生態>
CMVに比べTMVによる被害が多い。
TMVでは新葉が黄化し、まだら模様(モザイク症状)となる。茎にはすじ状の斑紋、葉では褐変した斑点ができ、落葉することも多い。果実は奇形となる。
CMVでは葉がモザイク状となる。
<防除>
TMVは感染植物への接触、種子、土壌などによって伝染するが、アブラムシ類による伝染はしない。発病した株は抜き取り、管理作業などで接触しないようにする。
CMVはアブラムシ類により伝染するのでアブラムシ類の防除(定植時にアドマイヤー1粒剤施用、アディオン乳剤、モスピラン水溶剤を散布)を行う。
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