ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

ピーマン

ハスモンヨトウ・ヨトウムシ・タバコガ

ハスモンヨトウの幼虫
ハスモンヨトウの幼虫

ヨトウムシによる果実の被害
ヨトウムシによる果実の被害

タバコガの幼虫と果実の被害
タバコガの幼虫と果実の被害

ハスモンヨトウ
<被害と虫の特徴>
幼虫が集団で葉や果実を食い荒して穴だらけにする。
若い幼虫は緑色であるが、しだいに黒褐色になる。頭の後方に一対の黒い斑紋があるのが特徴である。
<防除>
卵からかえったばかりの幼虫は集団で食害しているため、葉を切り取って処分する。
アタブロン乳剤、レピタームフロアブルを散布する。
幼虫が大きくなると薬剤の効果が劣るので、早期防除に努める。

ヨトウムシ(ヨトウガ)
<被害と虫の特徴>
幼虫が集団で葉や果実を食い荒して穴だらけにする。
若い幼虫は緑色であるが、成長すると褐色や黒色のものが多くなる。
<防除>
密な集団を作る若齢幼虫時に、葉とともに虫を取り除く。

タバコガ
<被害と虫の特徴>
幼虫が果実の中に侵入して食い荒し、果実を腐敗、落下させる。
幼虫は緑色で、背中に黒褐色の斑点がみられる。
<防除>
被害果を切り取って処分する。
アディオン乳剤、ランネート45水和剤を散布する。

発生消長

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