ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

ホウレンソウ

苗立枯病・萎ちょう病・べと病

苗立枯病
苗立枯病

萎ちょう病
萎ちょう病

べと病
べと病

苗立枯病
<被害の特徴と発生生態>
は種後から本葉2〜3葉期に発生する。
地際部が侵され、茎がくびれて苗が倒れる。
数種の病原菌が関係しており、低温から高温まで多湿な条件下で発生する。
<防除>
畑の排水を良くする。雨よけ栽培で発生が少ない。
タチガレン液剤、モンカット水和剤50を土壌に潅注する。

萎ちょう病
<被害の特徴と発生生態>
下葉が黄化し、しおれ症状が見られる。地際部の茎を切ると維管束が褐変している。
土壌伝染性病害で土壌中に厚膜胞子が残って伝染を繰り返す。
やや温度の高い条件下で発生が多い。
<防除>
発病した畑ではホウレンソウの連作を避ける。
ガスタード微粒剤、バスアミド微粒剤で土壌消毒を行う。

べと病
<被害の特徴と発生生態>
葉に腿緑色〜黄色の境界不明瞭な病斑ができる。のちに淡黄色の病斑となり、多湿時に葉裏面に灰色のカビが生える。
<防除>
サンドファンC水和剤、アリエッティ水和剤、ユーバレン水和剤を散布する。

発生消長

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