ホウレンソウミナミキイロアザミウマ・モモアカアブラムシ

ひと目でわかる花と野菜の病害虫（大阪府園芸植物病害虫図鑑）

ホウレンソウ

ミナミキイロアザミウマ・モモアカアブラムシ

ミナミキイロアザミウマによる葉の被害

モモアカアブラムシ

ミナミキイロアザミウマ
<被害と虫の特徴>
葉の新芽に寄生して汁を吸い、葉を傷つける。この傷は葉の生長につれて伸びてゆくため、葉が縮れたり、奇形になったりする。
虫は体長1ミリ程度で、黄色く細長い。
虫が小さく数も少なく、新芽に潜り込んでいるため、見つけにくい。
<防除>
スイカやキュウリに寄生が多いので、その近くでホウレンソウを栽培しない。
生育初期に寒冷紗や不織布をかけて、虫の侵入を防ぐ。
は種時にパダン粒剤4を土に混ぜ込む。
発芽後1〜2週間した頃にアグロスリン乳剤、パダンSG水溶剤を散布する。
株が大きくなった後は、中心部の新葉の傷が目立たないので、防除は不要である。

モモアカアブラムシ
<被害と虫の特徴>
体長1〜2ミリの赤または緑色の虫が葉裏に群がって汁を吸うため、葉が縮れて奇形になり、株の生育も遅れる。
ウイルス病を媒介し、病気にかかった葉は色が濃淡のまだら模様(モザイク状)になる。
<防除>
生育初期に寒冷紗や不織布をかけて、虫の侵入を防ぐ。
アドマイヤーフロアブル、アディオン乳剤、スミチオン乳剤を散布する。

発生消長

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