
カンザワハダニによる果実の被害

イチジクモンサビダニによる葉の被害

イチジクモンサビダニによる果実の被害 |
ハダニ類
<被害と虫の特徴>
葉裏に寄生して汁を吸うため、多発すると葉の色が全体にうすくなり、被害がひどいと葉が褐変して硬くなる。
果実に寄生すると果皮が褐変して硬くなる。多発すると果実が肥大しない。
ハダニ類のほとんどは赤色のカンザワハダニで、このほかにうすい緑色のナミハダニが時々見られる。体長は両種とも0.5ミリで小さい。
カンザワハダニが発生すると、作業用の手袋に小さな赤いシミが付着する。この赤いシミの量によって発生状況が把握できる。
高温乾燥条件で多発しやすい。
<防除>
雌成虫は雑草で越冬するので、除草を徹底する。
ピラニカ水和剤、サンマイト水和剤、ニッソラン水和剤、ケルセン乳剤40を散布する。
イチジクモンサビダニ
<被害と虫の特徴>
体長O.2ミリで、肉眼では見えない。
葉や果実の新芽に寄生し、葉は奇形になったり、まだらに色が抜ける。果実は肥大しないか、まだらに色が抜ける。
<防除>
ピラニカ水和剤、サンマイト水和剤、ダニトロンフリアブルを散布する。
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