ひと目でわかる花と野菜の病害虫(大阪府園芸植物病害虫図鑑)

ウメ

ウメシロカイガラムシ・タマカタカイガラムシ

ウメシロカイガラムシ
ウメシロカイガラムシ

タマカタカイガラムシ
タマカタカイガラムシ

タマカタカイガラムシ
タマカタカイガラムシ

ウメシロカイガラムシ
<被害と虫の特徴>
若い枝に集団で寄生して吸汁するので、多発すると落葉や枝枯れが起こり、樹勢が著しく衰える。
虫は体長2ミリ、白色で円く平らな形をしている。寄生が多い樹では、2〜3年生枝が白く粉をふいたように見える。
<防除>
5月上〜中旬、7月上〜中旬、8月下旬〜9月中旬の幼虫発生期にスプラサイド乳剤40を散布する。
12〜1月に石灰硫黄合剤、機械油乳剤95を散布する。

タマカタカイガラムシ
<被害と虫の特徴>
枝に集団で寄生して吸汁するので、多発すると枝全体が枯れる。
虫は体長5ミリ、赤褐色の球形である。
<防除>
発生が少ない場合は、作業用の手袋をはめて虫をこすり落とす。
5月下旬〜6月中旬の幼虫発生期にスプラサイド乳剤40を散布する。
<力イガラムシ類を防除する際の注意点>
薬剤散布の効果は幼虫発生期では高いが、成虫発生期では低い。なお、古い介殻は薬剤散布後もそのまま残り、徐々にはがれ落ちる。

発生消長

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