
角斑落葉病

円星落葉病

カメムシ類による被害果実
チャバネアオカメムシ(左下)

カキクダアザミウマによる巻葉(左)
カキクダアザミウマの成虫(右) |
落葉病
<被害の特徴と発生生態>
円星落葉病と角斑落葉病があり、カキに最も普通に見られる病気である。
円星落葉病は9月頃から発生し、葉に3〜5ミリの赤褐色で丸い病斑ができ、落葉する。
角斑落葉病は7〜8月頃から発生し、3〜7ミリで灰褐色で角ばった病斑が葉にできる。
<防除>
落葉はていねいに集めて焼き捨てる。
発病予防に重点をおき、ラビライト水和剤、ベルクート水和剤、ストロビードライフロアブルを散布する。
カメムシ類
<被害と虫の特徴>
成虫が果実に飛来して吸汁する。吸われた部分ははじめは目立たないが、その後腐って1センチの円いくぼみになる。
チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシの3種類による被害が大きい。
<防除>
8〜9月にトレボン水和剤、アディオン乳剤、アドマイヤー水和剤を散布する。
カキクダアザミウマ
<被害と虫の特徴>
新葉が縦に細く巻き、その後褐変して落葉する。葉を開くと細長い虫がいる。成虫は体長3ミリで黒く、幼虫は0.5〜2ミリで黄色である。
幼果にも寄生し、吸汁された痕は果実の生長後、褐色の斑点となって残る。
<防除>
4月下旬〜5月上旬にオルトラン水和剤、トレボン水和剤を散布する。
 |