
葉裏のさび病の胞子

うどんこ病(葉)

うどんこ病(果実) |
さび病
<被害の特徴と発生生態>
葉身、葉柄、穂軸、果梗、新梢に発生し、デラウエア、巨峰などの品種に被害が多い。
発病が多いと早期落葉し、結果母枝の栄養の蓄積が妨げられ、翌年の生育が悪くなる。
伝染経路は、ぶどう葉上にできた冬胞子が落葉上で越冬し、翌年、中間寄主のアワブキなどに寄生し、再びブドウに伝染する。
<防除>
被害葉は早めに除去し焼却する。
ジマンダイセン水和剤、バシタック水和剤75、収穫後はボルドー液を散布する。
うどんこ病
<被害の特徴と発生生態>
施設栽培で発生が多く、若葉、新梢、果実に発病が見られる。
一般に欧州系品種(マスカット、甲州)に発病が多く、アメリカ系品種(キャンベルなど)は耐病性である。
葉の表面にクモの巣様の白色のカビが生え、のちに黄白色の病斑ができる。多発すると、葉の裏側まで広がり、葉全体が白色の粉で覆われたように真っ白となる。
果実への被害は、成熟を遅らせ、収穫後の果房の日持ちを悪くする。
<防除>
通風、日当たり、排水を良くする。
被害部(芽しぶ)を早めに除去し、焼却する。
5月下旬〜9月にかけてマネージDF、ポジグロール水和剤5、トップジンM水和剤、トリフミン水和剤を散布する。
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