
黒点病による果実の黒点

黒点病による葉の黒点

ミカンハモグリガによる葉の食害痕 |
黒点病
<被害の特徴と発生生態>
葉、枝、果実に感染して、微小な黒色、円形の病斑ができる。病斑は、黒点、涙斑、泥塊状とさまざまである。
果実に発生すると商品価値が低下する。
伝染源は枯枝で、6〜10月に降雨が多いと多発する。また、若木園より老木園や管理不良園に発病が多い。
<防除>
枯枝を剪定し、剪定枝は放置せず、埋没するなど処分する。
密植園の間伐を行い、樹冠内部まで十分光を入れ、通風を良くする。
初期発生期の防除が重要である。ジマンダイセン水和剤、サーガ水和剤、デラン水和剤、マネージM水和剤を散布する。
ミカンハモグリガ
<被害と虫の特徴>
体長4ミリ、うすい黄色の虫が新葉の内部にトンネルを掘って食い進むため、葉に曲がりくねった白い線がたくさん見られる。また、葉が奇形になったり、生長が止まる。
夏から秋に伸びた新梢に被害が多い。このため、とくに若木で被害が目立ち、多発すると生育が抑制される。
食痕に沿ってかいよう病が発生しやすい。
<防除>
7〜8月に2〜3回、アディオン乳剤、ロデイー乳剤、ノーモルト乳剤を散布する。
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