
コアオハナムグリ

ミカンサビダニによる果実の褐変

ミカンサビダニ |
コアオハナムグリ
<被害と虫の特徴>
成虫は体長1〜1.5センチのコガネムシで、緑色の地に白い模様が散在する。開花時に密を吸うために飛来し、将来果実になる部分を足の爪や頭で傷つける。
傷は果実の生長にともなって大きくなり、果頂部からクモの巣状や放射状に広がる傷となる。発生が多い時は着果率が悪くなる。
<防除>
開花時期の5月上〜中旬にデナポン水和剤50、オルトラン水和剤、マブリックEW、モスピラン水溶剤を散布する。
ミカンサビダニ
<被害と虫の特徴>
果実に虫が寄生して吸汁し、傷ついた果皮はかさぶた状になって、果実全体が褐色または灰色に変色する。
虫は体長O.2ミリと非常に小さいので肉眼では見えないが、果実に無数に寄生している時は、果実が黄色っぽいほこりをかぶったように見える。
気温が高く、降水量が少ない年に発生が多い。
<防除>
発生初期にジマンダイセン水和剤を散布する。
ジマンダイセン水和剤散布園で発生する場合は抵抗性であると判断されるので、7月中〜下旬にダニトロンフロアブル、サンマイト水和剤、オサダンフロアブルを散布する。
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