
縮葉病による葉の縮れ

カワリコブアブラムシによる巻葉

モモコフキアプラムシ |
縮葉病
<被害の特徴と発生生態>
新葉に赤〜黄色の火ぶくれ状の病斑ができ、分厚く膨れる。表面には白い粉がおおい、やがて黒褐色に腐って落ちる。
果実に火ぶくれ状の病斑ができる。
気温が低く、雨が多い年に発生が多い。
新葉が展開する頃に発生し、5月頃まで伝染し、25℃以上の気温で発生が減少する。
<防除>
発芽前(3月上旬)に石灰硫黄合剤、オーソサイド水和剤80を、開花期頃(3月下旬)にダイファー水和剤を散布する。
アブラムシ類
<被害と虫の特徴>
主にカワリコブアブラムシとモモコフキアブラムシの2種類が寄生する。
カワリコブアブラムシは葉裏に集団で寄生して吸汁し、葉は裏側へ縦に巻き込んで棒状になる。発生が多いと樹内のほとんどの葉が巻いてしまう。
モモコフキアブラムシも葉に集団で寄生して吸汁するが、葉が巻くことはない。虫の排泄物にすす病が発生し、葉や果実が黒く汚れる。虫は名前のとおり、粉をふいたように白っぽいのが特徴である。
<防除>
4月下旬〜5月下旬に2〜3回、ダイアジノン水和剤34、アディオン乳剤、アドマイヤー水和剤を散布する。
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