
ヒメトビウンカの雄成虫

ヒメトビウンカの幼虫

縞葉枯病 |
ヒメトビウンカ
<被害と虫の特徴>
虫が葉に寄生して汁を吸う。密度は低く、吸汁による実害はほとんどないが、縞葉枯病の病原ウイルスを媒介するので問題になる。
体長は3〜4ミリ、体色はうすい褐色で、雄の背中が黒いのが特徴である。
<防除>
田んぼの中やあぜのイネ科雑草で越冬するので、雑草を刈り取る。
密植を避け、窒素肥料をやりすぎないようにする。
移植時にプリンス粒剤、アドマイヤー箱粒剤を育苗箱にまく。
縞葉枯病の発生が多い場合は、7月上中旬にアプロード粒剤、バッサ粉剤DLを散布する。
縞葉枯病
<被害の特徴と発生生態>
病原体は縞葉枯病ウイルスで、ヒメトビウンカによって媒介される。
葉脈に沿って黄色の縞状の斑点ができる。
生育初期に発病すると葉がこより状に巻いて長くなり、垂れ下がる。その後、7月下旬〜8月上旬に枯れる。
生育後期に発病すると草丈が低く、出穂しなかったり、不稔になったりする。
<防除>
ヒメトビウンカの防除を行う。
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