
トビイロウンカによる坪枯れ

トビイロウンカの成虫

セジロウンカ ウンカ類の産卵痕
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トビイロウン力
<被害と虫の特徴>
株元の葉鞘に群がって汁を吸うため、株が弱って9〜10月に枯死する。多発すると水田の中に直径5〜10mの円形に枯れた部分がで
きる(坪枯れ)。
成虫は体長4〜5ミリ、濃い掲色で油ぎって見える。幼虫は体長1〜3ミリ、褐色である。
毎年中国大陸などから飛来し、国内で3回発生する。被害が秋に発生するため、秋ウンカと呼ばれる。
<防除>
密植を避け、風通しをよくする。
窒素肥料をやりすぎないようにする。
アプロード粒剤、トレボン粉剤DLを散布する。
セジロウンカ
<被害と虫の特徴>
株元の葉鞘に産卵し、その部分が黄色または褐色になる。多発するとイネの生育が悪くなる。また、虫の排泄物にすす病が発生して葉が黒く汚れる。
成虫は体長4〜5ミリ、黄色で背中に白いすじがある。幼虫は体長1〜3ミリ、白色で、背中に黒い模様が見られる。
毎年中国大陸などから飛来する。被害が夏に発生するため、夏ウンカと呼ばれる。
<防除>
移植前に育苗箱にプリンス粒剤、アドマイヤー箱粒剤を施用する。
トビイロウンカと同じ。
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