
イネミズゾウムシによる葉の被害(左)
イネミズソウムシの成虫(右)

イネドロオイムシによる葉の被害

イネドロオイムシの幼虫 |
イネミズゾウムシ
<被害と虫の特徴>
成虫は体長3ミリ、灰色で背中に黒い模様がある。葉をすじ状に白く食害し、多発するとイネの生育が悪くなる。あぜの近くに多く見られ、水田の中央には少ない。
幼虫は体長8〜10ミリ、乳白色のウジムシである。根を食害するため、多発すると株の生育が悪くなる。
成虫が水田の近くの土手や雑木林で越冬し、5〜6月に水田に飛び込んでくる。
昭和50年代にアメリカから侵入した。
<防除>
移植直前に育苗箱にプリンス粒剤、アドマイヤー箱粒剤をまく。また、育苗箱施用を行わないときには、移植後にシクロパック粒剤、トレボン粒剤を散布する。
イネドロオイムシ
<被害と虫の特徴>
成虫、幼虫ともに葉を食害し、白いすじ状の食痕が残る。
成虫は体長4〜5ミリの小さな甲虫である。体色は胴体が黒色で、背中は黄色である。幼虫は体長5ミリ、泥状の糞を背負っており、濃い褐色の水滴のように見える。
もともとは北陸や東北地方で発生の多かった虫であるが、早植え化が進むとともに近畿地方でも発生が増えている。
<防除>
移植前に育苗箱にプリンス粒剤、アドマイヤー箱粒剤を施用する。
本田での防除は、シクロパック粒剤、トレボン粉剤DLを散布する。
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