
コバネイナゴ

コバネササキリによる白穂(左)
コバネササキリによる茎の被害(右) |
イナゴ類
<被害と虫の特徴>
葉を激しく食害し、多発すると葉やもみが食いつくされる場合がある。
成虫は体長3〜4センチ、緑色で胸に褐色の筋がある。翅の短いコバネイナゴと翅の長いハネナガイナゴがいるが、水田ではコバネイナゴが多い。
昭和40〜50年代にはほとんど見られなくなっていたが、昭和60年頃から再び多くなってきている。
<防除>
あぜや休耕田の雑草が発生源になっているので、除草を徹底する。
トレボン粉剤DL、カルホス粉剤を散布する。
コバネササキリ
<被害と虫の特徴>
穂軸を食害するため、被害部はささくれだち、白穂になる。もみを直接かじる場合もある。
体長2〜3センチ、体色は緑色または褐色である。イナゴによく似た虫であるが、触角が体の長さよりはるかに長いことにより区別できる。
夜行性であり、また密度が低いため、ほとんど人目につかない。
ニカメイチュウの卵を食べる益虫でもある。
<防除>
白穂が目立って気になるが、虫は少なく、全体としてみると収量の減少はあまりない。
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