フクラスズメ
和名(分類):フクラスズメ(ヤガ科)
学名(英名): Arcte coerulea (Guenee) (ramie caterpillar)
寄主植物:カラムシ、ヤブマオ、コアカソ、ラセイタソウなどイラクサ科
形態・生態:幼虫は、長い刺毛をもち、黒い条の入った黄色をしており、側面の鮮やかな橙赤色斑が特徴。集団で生活すると、色彩が変化する相変異を呈し、黒色の個体も現れる。近づくと、前半身をそらし、左右に振る習性がある。さらに身体に触れると、口から液を吐き威嚇する。年に2回の発生で、成虫で越冬する。
前半身をそらし威嚇する幼虫(1999年8月16日美和村にて北村實彬撮影)
体色が黒くなりかけている幼虫
(1999年8月16日美和村にて北村實彬撮影)
山小屋に入り込んで集団で越冬している成虫