クロネハイイロハマキ

和名(分類):クロネハイイロハマキ(ハマキガ科)

学名(英名):Rhopobota naevana (Huebner)

寄主植物:ツゲ、イヌツゲ、マメツゲ、イボタ、ネズミモチ、リンゴ、ナシ、ズミ、ナナカマドなど

形態・生態:幼虫は新梢の先端の新葉を数枚糸で乱雑につづって、その中を食害する。葉の片面のみを食害するため、ツゲ類では、被害部分が茶褐色に枯れ、著しく美観を損ねる。つづった葉の中の幼虫は、初め暗褐色であるが、長さ8〜9mmの老熟幼虫は暗黄色になる。4月下旬から10月下旬まで連続的に数回不規則な発生を繰り返し、9月下旬から10月下旬に越冬卵が産まれ、そのまま休眠に入り翌年4月下旬ころ孵化する。


イヌツゲのつづった葉を開いたところ
(1999年8月3日つくばにて北村實彬撮影)


食害された跡は茶褐色となり美観を損ねる


成虫(1999年9月6日つくばにて北村實彬撮影)


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